本協会は、昭和33(1958)年に、学科別であった東京都立高等学校の校長会を統合して発足し、今年度65年目を迎えました。
令和5年を迎え新型コロナウイルス感染症の日々の新規感染者数はピーク時に比べると減少してきており、政府は感染法上の位置づけについて季節性インフルエンザと同じ「5類」移行する方針です。これを受け、学校は東京都教育委員会が発出する新たなガイドラインに沿った感染症対策を行いながら、ポストコロナの学校経営を行うことが求められます。
また、東京都教育委員会は令和5年3月に「都立高校の魅力向上に向けた実行プログラム」を発表し、「自ら未来を切り拓ひらく力の育成」「生徒目線に立った支援の充実」「質の高い教育を実現するための環境整備」の3つの方針に基づく30の施策の展開を発表しました。これらの施策の各校の実態に合った形での実現と併せて、昨年度からの引き続きとなる新学習指導要領の段階的実施、観点別学習状況による評価の検証・改善、一人1台端末の拡大、業務改善・教職員の働き方改革、大学入試改革への対応、入選男女別定員制への対応など解決を迫られている課題も山積しています。
これら喫緊の課題に対応・解決し、より良い教育を実現するためには、都公立高等学校等の校長が結集し、全国高等学校長協会と協働するとともに、各学校の現状を踏まえた問題提起を行い、現場に即した解決策が展開されるよう、東京都教育委員会との連携の強化を図っていくことが重要です。今後も会員の皆様の声に耳を傾け、情報収集し、協会役員、幹事の皆様と力を合わせて、目の前の課題を一つ一つ、良い方向に進められるよう尽力する所存です。引き続き、御指導、御支援、御協力のほど、よろしくお願いいたします。

東京都公立高等学校長協会
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